【生物基礎の免疫をマスター】覚え方のまとめ【初学者向け】

生物基礎

 

高校時代から生物を勉強し始めて、9年くらい経過しました。
本記事では、生物基礎のややこしい範囲である「免疫の覚え方」をまとめようと思います。

生物基礎の免疫マスターのロードマップ

 

ぼくは生物を今まですべて独学で勉強してきました。今思えば、だれかに相談していればもっと効率よく勉強できたな…と思っています。

 

しかし、「相談するのが申し訳ない」と感じてしまうぼくの性格上、独学が自分に合っていると思います。たぶん世の中にはぼくと似た性格の方がいるとおもうので、そういった方向けに、記事を書きます。この記事が生物基礎のややこしい「免疫」の勉強のロードマップとなれば幸いです。

 

読んで欲しい人
生物基礎の「免疫」を勉強しているけど、よくわからない方/これから勉強しようと思う方

 

当記事のとおりに勉強することで、免疫の概要、覚え方がわかるようになります。独学はたまにつらいけど、がんばりましょう。

 

それではさっそくまとめていきます。

 

先に軽く免疫に関するアニメを見ておくとイメージしやすいです
アニメの「はたらく細胞」は知っていますか?このアニメは免疫で働く細胞について面白おかしく描かれているアニメで、先に見ておくと免疫を理解しやすかもです。「はたらく細胞」はU-NEXTの31日間無料トライアルで見ることができます。キャラクターと共に記憶に残りやすくなるので、一度見ておくと勉強を進めやすいです。

 

U-NEXTで無料で見る方法は、【簡単】はたらく細胞を無料で見るならU-NEXT【手順を紹介】で解説していますので、興味のある方はどうぞ。

 

それではさっそく行きましょう。

 

もくじ

【1】免疫の全体像・種類を理解する

  • 1-1.免疫は生体防御の一つであること
  • 1-2.免疫の大枠を知る方法

【2】自然免疫のしくみを理解・覚える

  • 2-1.自然免疫で働く細胞を覚える
  • 2-2.マクロファージの働きを理解する
  • 2-3.好中球の働きを理解する
  • 2-4.食細胞(白血球)の造られ方を理解する

【3】獲得免疫のしくみを理解・覚える

  • 3-1.体液性免疫について
  • 3-2.細胞性免疫について

【4】最後は問題を解いてアウトプットしていこう

  • 4-1.問題集は学校で配布されるやつで構いません
  • 4-2.問題集をするときの勉強法

【5】まとめ

 

【1】免疫の全体像・種類を理解する

 

免疫を覚えるための第一歩として、免疫の全体像について理解する必要があります。この全体像を知っておかないと、どこを勉強しているかわからなくなります。

 

とはいえ、免疫の全体像を理解することは簡単です。では、実際に免疫の全体像には何があるのかを見ていきましょう。

1-1.免疫は生体防御の一つであること

 

体には病原体を含む異物に対する生体防御があり、大きく分けて3段階からなり、それが以下のとおり。

 

三段階ある生体防御の詳細図

 

解説すると以下のとおりです。

  • 第一段階目:異物が入らないようにするバリア
  • 第二段階目:侵入してきた異物をとりあえずやっつけるシステム(自然免疫)
  • 第三段階目:2で倒せなかった異物を倒すシステム(獲得免疫)

 

免疫は生体防御の「第二段階目」「第三段階目」であることを把握しておきましょう。

 

2-1.免疫の大枠の種類を知る

 

上の図でも示したとおり、免疫には大きくわけて2種類存在します。免疫の種類と特徴について下記に簡単にまとめておきます。

 

  • 自然免疫→体内に入ってきた異物を何でもかんでも倒すシステム
  • 獲得免疫→自然免疫では倒せなかった異物を倒すシステム

 

生物基礎の「免疫」の分野では自然免疫と獲得免疫について詳しく勉強していることをわかっておきましょう。ここを押さえていないと後でややこしくなります。

【2】自然免疫のしくみを理解・覚える

 

ここまでは、免疫について全体的な位置づけをついてみていきました。ここからは、ややこしい免疫の詳細となります。

 

生体防御の第二段階目である自然免疫。自然免疫をざっくり説明すると、体内に侵入してきた異物を何でもかんでも排除していきます。

 

だいたい異物はケガをしたり、虫にさされたりすることで侵入してきます。自然免疫は本来人が持ってる免疫であることから自然免疫といいます。では、自然免疫ではどういったことを勉強して覚えていくべきかを見ていきましょう。

 

2-1.自然免疫で働く細胞を覚える

 

自然免疫で働く細胞は以下のとおりです。

  • マクロファージ
  • 好中球
  • 樹状細胞

 

これらの三種類は自然免疫で働く白血球であることを覚えましょう。

 

2-2.食作用について理解する

 

自然免疫で覚えるべき細胞はすべて食細胞であることも覚えておきましょう。

食細胞とは?

食細胞は食作用を行う細胞のことで、食作用はある細胞がその周囲に存在する異物を何でもかんでも(非特異的に)細胞膜で包み込み、固形物のまま取り込んで、分解・吸収します。

 

マクロファージ、好中球、樹状細胞それぞれには食作用の強さがあります。それが下記のとおり。

好中球>マクロファージ>樹状細胞

 

順番は特に覚える必要はありませんが、頭の片隅に入れておきましょう。

 

2-3.樹状細胞の働きを理解する

 

樹状細胞は他の細胞と同様に食作用がありますが、それ以外にも重要な働きがあります。

 

樹状細胞の主な働き

獲得免疫ではたらくヘルパーT細胞(リンパ球)にどんな異物が侵入してきたかを伝える役割があります(抗原提示)

 

樹状細胞は異物を食べて排除するのではなく、異物の特徴を認識する能力があります。

 

2-4.食細胞(白血球)の造られ方を理解する

 

マクロファージ、好中球、樹状細胞はすべて骨髄の造血感細胞から作られます。血液によって、全身に運ばれています。

 

マクロファージと樹状細胞は、血管から組織にととどまり、異物の侵入に備えます。好中球は常に血液中に流れています。

【3】獲得免疫のしくみを理解・覚える

 

続いては、生体防御の第三段階目である獲得免疫をお話です。異物が侵入してきたときに、自然免疫だけだと、大量の異物には対応することができません。

 

そこで、大量の異物を効率的に排除するために必要なのが、獲得免疫です。この免疫は生まれた後に備わってくる、つまり獲得することから、獲得免疫と呼ばれています。では実際に、獲得免疫でどのようなことを覚えるべきか見ていきましょう。

 

3-1.獲得免疫の働く細胞を覚える

 

獲得免疫ではたらく細胞は下記のとおり。

 

  • B細胞
  • T細胞(ヘルパーT細胞とキラーT細胞)

 

この細胞はどちらもリンパ球で、異物を認識するしくみがあります。これらのリンパ球で認識される異物を抗原と呼ばれます。

 

3-2.獲得免疫の種類を把握する

 

獲得免疫の種類は2種類あり、下記のとおり。

  • 体液性免疫
  • 細胞性免疫

 

この2種類の免疫で、先ほど紹介した主役になる細胞が異なります。

 

免疫別に主役となる細胞

  • 体液性免疫→ヘルパーT細胞とB細胞
  • 細胞性免疫→ヘルパーT細胞とキラーT細胞

 

このようにまずは獲得免疫の大枠を理解していきます。

 

3-3.抗原提示(樹状細胞によるヘルパーT細胞の活性化)を理解する

 

獲得免疫では樹状細胞が抗原(病原体)を取り込み、ヘルパーT細胞へ抗原情報を知らせて、T細胞を活性化させます。これを抗原提示といいましたね。

 

体液性免疫と細胞性免疫どちらもこのルート(樹状細胞からヘルパーT細胞への抗原提示)を通るので、理解しておきましょう。

 

3-4.体液性免疫を覚える

 

まず、体液性免疫の詳細をみていきます。

 

体液性免疫

体液性免疫はB細胞から分化した抗体産生細胞(形質細胞)が産生・分泌する抗体(免疫グロブリン)が抗原(病原体)と結合し、病原体を排除する仕組みのことです。

体液性免疫の流れの詳細は以下のとおり。

  1. 樹状細胞が抗原を取り込み、ヘルパーT細胞に抗原提示する(←細胞性免疫と同じ)
  2. ヘルパーT細胞はB細胞を活性化する
  3. B細胞は抗体産生細胞となり、抗体を血液に放出する
  4. 抗体は、侵入してきた抗原と結合する(抗原抗体反応
  5. 抗原抗体反応によって、病原体の感染力が弱まる
  6. 抗体と結合した抗原は、マクロファージなどの食作用を受けやすくなる

 

抗体による免疫は、血液やリンパ液から全ての細胞を取り除いても効果があることから、「細胞によらない」という意味で「体液性免疫」と呼ばれています。

 

3-5.細胞性免疫を覚える

 

続いて、細胞性免疫を見ていきましょう。

 

細胞性免疫

細胞性免疫は抗体なしで、細胞が直接的に抗原を排除する免疫のこと。病原体に感染した細胞やがん細胞は細胞性免疫によって排除されます。

 

細胞性免疫の流れは以下のとおり。

  1. 樹状細胞が抗原を取り込み、ヘルパーT細胞に抗原提示する(←体液性免疫と同じ)
  2. ヘルパーT細胞はキラーT細胞を活性化する
  3. キラーT細胞は、がん細胞や病原体に感染した細胞を直接攻撃して排除する
  4. ※ヘルパーT細胞はマクロファージも活性化する

 

体液性免疫と自然免疫は病原体に感染した細胞には何もすることができませんが、細胞性免疫によって細胞もろとも排除されます。

 

3-6.記憶細胞について理解する

 

獲得免疫では記憶細胞の理解して覚えることも必須です。

 

記憶細胞とは?

体には同じ病原体(抗原)が侵入してきたときに、素早く病原体を排除するために免疫記憶が備わっています。ヘルパーT細胞、B細胞、キラーT細胞が記憶細胞となり、同じ抗原を持つ病原体が体内に侵入すると、記憶細胞が素早く増殖して、強い免疫反応が起こります。

 

1回目の感染による免疫応答を一次免疫といい、2回目の感染による免疫応答を2次応答といいます。2次応答では作られる抗体の量が多くなり、抗原に対する免疫力がかなり強くなります。

 

体液性免疫と細胞性免疫では記憶細胞となる細胞の種類が異なるので、押さえておきましょう。

  • 体液性免疫→ヘルパーT細胞とB細胞が記憶細胞となる
  • 細胞性免疫→キラーT細胞が記憶細胞となる

 

【4】最後は問題を解いてアウトプットしていこう

 

ここまでくると、免疫に関してある程度満足する人が多いかと思います。しかし、ここからさらに問題集を解いて、アウトプットしていくことによって、免疫の範囲は完璧になります。当記事では、問題集の使い方・勉強方法を解説していきます。

 

4-1.問題集は学校で配布されるやつで構いません

 

学校で配布された問題集の「免疫」の部分を解いていきましょう。勘違いしがちですが、問題集を何冊も買うのはNGです。まずは一つの問題集を完璧に仕上げていきましょう。

 

一応ぼくのおすすめの定番の問題集についても紹介しておきますね。

 

 

4-2.問題集をするときの勉強法

  1. まずは、「免疫」の分野を解いてみる。
  2. 間違えた問題はチェックを入れる
  3. 間違えた箇所は、参考書や教科書で確認・理解する
  4. チェックを入れた問題のみもう一度解く。
  5. チェックがなくなるまでくり返す。

まとめ

 

最後までご覧いただきありがとうございます。この記事は、ややこしい免疫を独学で理解・覚えるための方法です。この方法が必ず正しいとは限りませんが、多少なりとも参考になれば幸いです。

 

また、生物基礎の免疫の勉強に行き詰っている人などはブログのお問い合わせフォームからご連絡いただけたら、可能な限り解答します。生物基礎の勉強がんばりましょう。

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました